エピックとは
私の理解では、ユーザーの機能追加要望、不具合、改善点など、開発で発生する様々なタスク(ストーリー)を優先度順に集めたものがバックログだと考えています。 例えば、図書館の蔵書検索システムを考えた場合、
- iPhone 端末でも検索したい
- Android 端末でも検索したい
- mac で半角文字が検索できない
- 予約ボタンのフォントを大きくしてほしい
というバックログがあるとします。
スクラム開発だと、このバックログは通常プロダクトバックログと呼ばれます。このうち、とあるスプリント(イテレーション)内で実施することを決めたものがスプリントバックログですね。
エピックは上記のタスクやストーリーを一定のジャンルでグルーピングしたようなもので、例えば、上記のバックログのうち、iPhone 端末対応と Android 端末対応は「モバイル対応」というエピックでカテゴリ分けできます。 エピックとストーリーの使い分けは難しく、必ずしも使い分ける必要はないと思っていますが、一言でいうと、エピック=大きなストーリーだと思っています。 エピックで分類して、なおかつエピックの進捗具合を共有することで、開発部門以外の人たち(例えば、営業や企画部門、役員の方など)にはよりわかりやすくなるメリットがあるかと思います。
